日本一のモノレール、上野動物園のモノレールの行方

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来園者数日本一を誇る人気の観光スポットである上野動物園、パンダを中心とした動物たちに目が行きますが、実は他にも注目したいモノが。それは「日本一」のモノレールです。

上野動物園とは

上野動物園は、東京都台東区にある日本で1番古い動物園です。開園は1882年(明治15年)、今から約140年程に開園しています。当初は上野公園に開かれた博物館の付属施設として開演し、日本全国から集められた動物の展示が行われてました。次第に海外からの寄贈などを中心に世界中の動物が展示されるようになり、今のように世界中の動物たちを見物できる日本の代表的な動物園となりました。上野動物園についての詳細はこちらから。

日本一のモノレール

上野動物園のモノレールは、常設されるモノレールとして日本一古いモノレールです。1957年に開業し、長い間日本最古のモノレールとして動物園に訪れた方だけでなく鉄道ファンにも愛されてきました。モノレールのグッズも販売されており、上野動物園の楽しみを彩る一つとなっています。

モノレールが実際に動いている様子を観てみたい方、東京都の都営交通公式チャンネルの動画で体験することができます。

 

もうひとつの日本一

日本最古のモノレールですが、もうひとつ「日本一」があります。それは、日本最短の走行距離のモノレールです。上野動物園内にあるので、遊園地にあるジェットコースターなどと同様の乗り物と捉えられがちですが、上野動物園のモノレールは列記とした鉄道。鉄道事業法に基づき、東京都鉄道局が運営する公共交通機関で、正式名称を上野懸垂線といいます。東園駅と西園駅を結び、その走行距離は約300メートルと日本一の短い距離を走るモノレールとなっています。また鉄道全体でも2番めに短い路線となります。(なお鉄道全体で一番短いのは、京都鞍馬寺にある鞍馬山鋼索鉄道で約200メートルの走行距離となっています。)

日本一のモノレールに乗れるのは?休止間近

そんな日本一のモノレールですが、休止が予定されています。上野動物園内の移動手段やアトラクションの一つとして需要があり、事業自体は黒字といわれていますが、現在の車両が運行開始から17年が経過し、車両の更新の必要性が高まる中で、今後の運営コストの高騰が休止の理由といわれています。過去にも数度、モノレールの廃止が議論されているのですが、モノレール存続を願う声もあり、支援を受けながら運営されてきました。今後の運営のためには車両を更新する必要があり、今回の更新には18億円もの資金が必要といわれています。上野動物園内のモノレールだけのために車両を製造する必要があるということで、特別に設計・製造を要することから、費用が多大にかかるようです。

運行が休止される日は2019年11月1日を予定しており、休止中は電気自動車など他の手段で、東園と西園を往復する移動手段を無料運行する予定とのことです。また2019年1月24日から車両点検のため運行を休止しており、再開予定日についても現在(2019年2月)のところ不明となっております。

基本情報

・運行時間:9時40分~16時30分

・運賃:大人150円(中学生以上)、小児80円(2歳以上)(別途上野動物園の入園料が必要)

・区間:東園駅~西園駅(300m、所要時間約1分半)